【サッカー観戦(柏レイソル)】J1リーグ第17節 柏レイソルvsヴィッセル神戸

J1リーグ第17節 柏レイソルvsヴィッセル神戸

6/18に行われたJリーグ第17節、柏レイソルvsヴィッセル神戸の試合を観戦しました。

Jリーグは本日で前半戦が終了。

 

この時点で、両チームの明暗はくっきりと分かれています。

 

開幕前は主力の流出により、降格候補に挙げられることも多かった柏レイソルですが、良い意味で期待を裏切る4位につけています。

 

対するヴィッセル神戸は、優勝候補に挙げられることが多かった中で勝てない試合が多く、まさかの最下位である18位に甘んじています。

 

レイソルは主力が数名不在

大躍進を見せてる柏レイソルですが、守護神として君臨しているGKキム・スンギュ選手サウジアラビアのチームへの移籍が噂されており、試合は欠場しています。

 

また、U-21アジア大会に出場しているFW細谷真央選手、GK佐々木雅人選手が欠場。

 

柏レイソルは、現在は第3GKである松本健太選手ゴールマウスを守ることに。

 

 

前半28分 0-1

試合開始から両者決定的なチャンスを作れずにいましたが、前半28分に神戸が均衡を破りました。

左サイドから酒井選手、武藤嘉紀選手、イニエスタ選手が絡む美しい連携で柏レイソルディフェンス陣を崩し、最後は橋本選手が相手の股を抜くシュートで先制点をあげます。

 

どの選手も絶妙なボールタッチ、動き出しでしたが、特にイニエスタ選手のアウトサイドでのパスは一級品でした。

 

前半38分 1-1

ゴールを許してから10分後、柏レイソルが反撃を開始します。

左サイドの三丸選手からのクロスを小屋松選手が柔らかいトラップ、そして「打ってください」と言わんばかりの落とし。

その落としを椎橋選手がダイレクトで蹴り込み1-1の同点に。

 

椎橋選手のシュートは、おそらくGKからはブラインド。
尚且つ、外から巻かれた美しい軌道でした。

 

前半46分 2-1

前半ロスタイム、戸嶋選手が神戸の菊池選手に倒されます。

最初はFKを指示されましたが、VARの介入によりPKに変更。

 

そのPKをエース・マテウスヴィオ選手がゴール右隅に突き刺し、柏レイソルが前半のうちに逆転。

 

後半20分 3-1

両チーム良い形は作りながらもスコアが動かない中、レイソルに追加点が入ります。

 

ゴールを決めたのは武藤雄樹選手。

交代出場2分後の得点となりました。

 

コーナーキックのこぼれ球に反応した武藤雄樹選手はワントラップして左足でシュート。

ボールはポストに当たりながらもゴールに吸い込まれました。

 

武藤選手は、これが嬉しいレイソル移籍後初ゴールとなりました。

 

3-1で試合終了

スコアはこのまま動かず、雨の中の一戦は3-1 で柏レイソルが勝利しました。

 

勝ちはしたものの、W杯への出場歴のある選手を数多く揃えるヴィッセル神戸の個の力は流石でした。

ですが、それでも勝つことができないことに、サッカーというスポーツの難しさを感じます。

 

今日のヒーロー

今日の個人的なヒーローは2名です。

 

GK松本健太選手

乃木坂46のファンとしても知られる松本選手は、この日がJリーグ初出場。

カップ戦での出場はあったものの、Jリーグデビューはより大きな緊張感があったはずです。

 

松本選手は現在は第3GKという立ち位置。
正GKキム・スンギュ選手の移籍の噂、第2GKの佐々木雅人選手のU-21代表活動により、チャンスが回ってきました。

 

第3GKの出場に不安を感じていたサポーターもいたはずですが、そんな不安も一蹴する大活躍。

特に後半は、好セーブを連発していました。

 

 

FW武藤雄樹選手

武藤雄樹選手は昨年、浦和レッズから柏レイソルに加入しました。

レイソルが下位に低迷する中、実績を持つFWの加入に大きな期待を抱きました。

 

ただ、攻撃のアクセントにはなるものの、なかなか得点は奪えず。

 

そんな中、今シーズンからはエースストライカーの背番号である9番をつけることに。

本人の覚悟、サポーターの期待は共に高まっていました。

 

ですが、今シーズンは度重なる怪我によりなかなか試合に絡めず。

武藤選手本人も、苦しい時期を過ごしていたはずです。

 

得点後にゴール裏のサポーターに向かっていき、雄叫びをあげる姿。

そこに駆け寄る選手、スタッフ。

その光景には、目頭を熱くさせるものがありました。

 

 

柏レイソルは前半戦を4位で折り返し

柏レイソルは前半戦を4位で折り返すこととなりました。

昨年の状況を考えたら、素晴らしい結果です。

 

そして、優勝も狙える順位に位置しており、首位の横浜Fマリノスとの勝ち点差は「4」。

そして、来週はアウェイでマリノス戦。

 

ホーム日立台での逆転勝ち同様、アウェイの日産スタジアムでも勝利し、さらに上位へと昇っていきたいところです。