エクアドルのW杯出場権が剥奪!?

エクアドルのW杯出場は白紙に?

 

6月9日にエクアドルのW杯出場権が取り消しか!?」というニュースが飛び込んできました。

 

エクアドルは2022年カタールW杯南米予選で4位となり、W杯出場を決めていました。(2014年のブラジルW杯以来、4回目の出場予定。)

 

エクアドルはグループAに属しています。

グループAは上記4カ国で、ホスト国であるカタールに地の利はあるものの、オランダの1強か?とも言われるグループです。

 

グループリーグを突破できるのは2カ国なので、オランダを除く3カ国にも十分に突破のチャンスがあります。

 

エクアドルは2006年ドイツW杯にてベスト16へと駒を進めており、今大会もベスト16以上を狙っていたはず。

 

 

なぜエクアドルがW杯出場権を剥奪されるのか

今回の件はバイロンカスティージョという選手が国籍を詐称していたのでは?ということが理由で起きています。

 

つまり、エクアドルは出場資格のない選手を出場させていたということになります。

 

バイロンカスティージョ

ポジション:DF

所属クラブ:バルセロナSCエクアドル

(※スペインのFCバルセロナではありません。)

生年月日:1998年11月10日

 

プロフィールは上記になりますが、カスティージョ選手はエクアドルではなく、コロンビアで生まれているとの証拠も出てきているようです。

 

また、生年月日も1995年7月23日が正しいものとの報道も。

 

南米では、サッカー選手の年齢詐称は時折問題になっていますね。

かつて浦和レッズなどに所属し、圧倒的な個人技を武器に他Jリーグファンを震え上がらせたエメルソン選手も、カタールに移籍後に年齢詐称が発覚し、大きな話題になりました。

 

 

チリがW杯に代替出場?

報道では、エクアドルに代わりチリがW杯に出場するという報道が出ています。

 

今回の件は、チリ・サッカー連盟がFIFAに届出をして発覚しています。

だからチリが代わりに出場する・・・というわけではありません。

 

では、なぜチリが代わりに出場するのか。

 

2022年カタールW杯の順位を確認してみましょう。

 

 

チリは予選7位です。

通常であればW杯出場権をかけたプレーオフに臨む5位のペルーが出場権を獲得し、6位のコロンビアプレーオフに出場するはずです。

 

これは、エクアドルは不正をしていたとして、全試合不戦敗になる可能性があります。

不戦敗となった場合、0-3でエクアドルが負けたという扱いになります。

 

その場合、対エクアドル戦にて1分1負であったチリは2勝した扱いへと変わります。

エクアドル戦の勝ち点は「1」→「6」となり、得失点の兼ね合いでチリが4位に浮上するということからチリの出場となるようです。

 

ちなみに、チリ代表はキリンカップ出場のため、現在来日中です。

 

 

チリの出場で落ち着くのか?

仮にチリが出場となった場合、チリよりも上位に位置していたペルーとコロンビアはどのような対応に出るのでしょうか?

 

また、ペルーは6/13にオーストラリアとのプレーオフを控えています。

日程的にも差し迫っている中でのこの騒動。

 

最終的に、どのような形で決着するのでしょうか・・・。

 

 

 

 

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